振り返れば地平線 北海道ツーリング小説

1982年にCBSソニー出版から出た「振り返れば地平線(著者:佐々木譲)」を再読しました。これは北海道ツーリングを題材にしたバイク小説です。

主人公たちが乗るバイクは松崎久志がホンダ XL500S、平田慎平がカワサキ Z750RS。そして森泉涼子はヤマハ XJ400Dでした。

Z2に乗る慎平のいでたちは黒い革ツナギと黒いブーツ。首には赤いバンダナを巻き、赤地に白ラインの入ったBELL製のフルフェイスヘルメットを被っている。

振り返れば地平線

ツーリングは8月12日に苫小牧から始まり、16日に開陽台で満月を見るのが目的です。

本にそのルートが地図でも示されています。既に同じルートを走ったライダーも多いと思いますが、観光コースを検討中の方は参考にするのもいいと思います。小説の中の日程は概ね以下のようでした。

12日は支笏湖まで走ってキャンプ場泊。13日は千歳を経由してからR235を南下し、日高の牧場宿に泊まる。14日は襟裳岬を経て黄金道路。広尾から帯広に向かい、池田の千代田えん堤キャンプ場まで。

15日はR241で上士幌・足寄屈を通過。その後、斜路湖まで行くつもりでしたが、Z2がパンクしてしまい予定を変更してオンネトーでキャンプ。

16日は阿寒湖に立ち寄り、弟子屈から北上して屈斜路湖に。美幌峠と摩周湖にも足を伸ばす。再び弟子屈から東に進んで中標津に向かい開陽台へ。

次の日、久志は釧路からフェリーに乗り東京に戻る予定でした。

残念なことに東京・釧路間は既に運行休止のようです。

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