GPzシリーズ、初期の雑誌広告

雑誌「オートバイ」1983年4月号に掲載されていたニューモデルGPzを紹介する記事と、カワサキが出した広告の写真です。1983年に、1100ccも含めて似たようなデザインでGPZシリーズを展開していました。この後も、GPZ900Rなどにつながって行きます。

GPzシリーズ広告

GPzシリーズ

GPz750は、先代のZ750GPで採用していた最先端のコンピュータ制御dfiではなく、キャブレターに変更されました。この件に関して記事にカワサキさんのコメントとして「どちらが良いとは言えないが、従来のdfi付きGPも併売するので、キャブ付きがあってもよいのでは・・・」と書かれている。少しヘンなコメントです。何か問題があったのかな。当時のコンピュータでは未だ能力不足とか?。コストを抑えるためだったと他の雑誌に書いてあるのを見た事がある。

アンチ・ダイブシステムやユニトラックサス、ガソリンタンク上の豪華なパネルもセールスポイントでした。これらはGPz400にも装備されたので中型免許ライダーにとっては嬉しかったようです。また、400cc空冷エンジンで出力51psは当時トップレベルでした。

GPz250はベルトドライブ。エンジンはDOHCの期待も高かったと思うが、FTベースのOHCでした。足回りは豪華、ユニトラックサスにフロントはダブルディスクブレーキです。GPz250の人気はいまひとつだったようです。この時代の250ccはホンダがVTにMVX、ヤマハはRZ、スズキはRGΓや水冷DOHC4気筒のGS250FWが新登場していました。

AR125はRRIS搭載。ヤマハRZをライバル視したハイパワースポーツです。

広告に書かれているGPzのPRポイント

GPz750
空力工学の最先端を極めた圧倒のパフォーマンス
最高出力72ps/9500rpm、最大トルク6.3kg-m/7500rpm
レーサーテクノロジーを凝縮、新開発DOHCインライン4エンジン搭載
価格:660,000円

GPz400
先鋭のポテンシャルが結晶した流線フォルム
最高出力51ps/11500rpm、最大トルク3.5kg-m/9500rpm
ダイナミックパワーを実証する4ストロークDOHCインライン4搭載
価格:515,000円

GPz250
ベルトドライブ搭載、インテグラル・クォーター
最高出力33ps/10500rpm、最大トルク2.3kg-m/9500rpm
スーパークォーター専用の新設計4ストロークOHCツインエンジン搭載
価格:370,000円

AR125
R.R.I.S.搭載、最強の水冷2ストローク
最高出力22ps/9500rpm、最大トルク1.7kg-m/8500rpm
レーサーKRのノウハウを継ぐ水冷2ストロークエンジン搭載
価格:258,000円

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