1982年のオートバイ誌に掲載されていたZ750スペクターの広告です。
アメリカンバイクがブームだった当時、国内向けアメリカンモデルとしてLTDシリーズが各排気量揃っていました。そこに加えてアメリカ向けの1100ccスペクターの国内仕様としてこのバイクが登場しました。
ただ、幽霊とか妖怪を意味するスペクターというこの名は日本では受け入れられなかったのか、後続機は発売されませんでした。
以下、記載している広告文。
壮烈な主張が、魂を奮い立たせる。 モーターサイクルが確かな存在感を主張するとき、人とマシンに真の共感がうまれる。そして信頼を託せる友を求めるように、ライダーが選ぶマシンは単にスペックだけでは語れない際立つプロフィールを備えていなければならない。Z750スペクター その名の通り、既存のカテゴリーを脱したミステリアスなアピアランス、至高のクオリティをたたえた圧倒的な存在感、そして悠然と風に向かうしたたかなファットトルク、スーパーグライドツアラーの自信にあふれ、いま人とモーターサイクルの新しいかかわりあいを提唱する。
このバイクをスーパーグライドツアラーと呼んでいます。空を静かに滑らかに滑空するような感覚の走りをするバイクでしょうか。
静かさとメンテナンスの軽減を狙って、国内モデルとしてはカワサキ初のシャフトドライブを採用。前後サスは左右のエア圧を均等に維持するイコライズドエアサスです。
スペック
- 際立つビッグトルク4ストローク4気筒・DOHCエンジン
- 最高出力70ps/9,000rpm・最大トルク6.0kg-m)/7,000rpm
- 点火方式:フルトランジスタ
- 5段リターントランスミッション
- 前後イコライズドエアサスペンションを搭載
- メンテナンスフリーのシャフトドライブ
- 前輪デュアル後輪シングルディスクブレーキ
価格:620,000円
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