雨に翻弄された、2009年イギリスGP

2009年MotoGPレースの第10戦イギリスGPがドニントンパークで行われた。ハヤテ・レーシング・チームのマルコ・メランドリは予選で今シーズン最高の7位を獲得した。しかも、ドライコンディションで行われた予選で、トップから1秒以内のタイムだったので上位陣とのバトルの期待も高まった。しかし、決勝レースは小雨となり、微妙なコンディションに翻弄され、表彰台に上がった顔ぶれも予選結果とは全く違った。

多くのライダーと同じように決勝レースはスリックタイヤでスタートし、8位前後を走行。そのまま走りきるライダーもいたが、メランドリは順位が後退するリスクを覚悟で22周目にピットに戻り、ウェットタイヤを装着したマシンに交換した。雨の状況や更に上位を狙うための判断だったと思うし、フリー走行でもマシン交換の練習をしていた。が、結果は予選と同じ7位だった。

このようなコンディションのレースこそサテライトチームにとって好成績を挙げる絶好のチャンスと思うが、メランドリにとって今回は予選結果からしてドライの方が良かったかも。

ところで、ハヤテレーシングの来シーズンは無い事をメランドリが確認した、とのニュースが流れていた。彼自身はZX-RRには可能性があると思っていて、この厳しい状況下で健闘しているが、それでも撤退というファクトリーの判断を変えることが出来なかったそうです。メランドリはフリーです。

決勝
1 Andrea DOVIZIOSO Honda 48'26.267
2 Colin EDWARDS Yamaha 48'27.627 +1.360
3 Randy DE PUNIET Honda 48'27.867 +1.600
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7 Marco MELANDRI Kawasaki 49'01.551 +35.284

予選
1 Valentino ROSSI Yamaha 1'28.116 273.515Km/h
2 Dani PEDROSA Honda 1'28.211 275.895Km/h +0.095
3 Jorge LORENZO Yamaha 1'28.402 272.685Km/h +0.286
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7 Marco MELANDRI Kawasaki 1'29.065 273.446Km/h +0.949

ハヤテレーシング・イギリス

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