マルコ・メランドリがハヤテ・レーシング・チームと契約

マルコ・メランドリがハヤテ・レーシング・チームから2009年MotoGPに参戦する事に決めたようです。契約は1年です。

「何も失うものはない。1ヶ月前には今シーズンのMotoGPには参戦できないかもと思っていたいた。でも今は、私のためだけに働いてくれるチームがあるので頑張れる。そして、カワサキがファクトリーを引き上げた事は間違いだったことを示したい。」とメランドリ

カワサキからひどい扱いを受けたにもかかわらず、今はかなり前向きです。マシンの戦闘能力に不安はあるが、1年間棒に振るより現場にいるほうが今後に繋がると考えたようです。とは言っても参加するだけの1年間ならつまらない。出来れば上位に食い込んでおもしろいレースをして欲しい。

チームマネージャーも、もしかしたら何戦か、グッドな結果を得る事が出来るかもしれないと話している。カタールの合同テストでZX-RRは昨年と同じようにトラクション不足の問題を抱えていたが、何か解決策があるのかも。

カワサキ休止騒動

カワサキは年明けにMotoGPでのワークス活動休止を発表しましが、その後、新チームにマシンを提供することを表明しました。ファンとしたら参戦継続は嬉しいのですが、この一連の休止騒動に対するカワサキの対応はあまり良くなかったと思う。なぜこのようになったのか疑問です。

休止から一転した大きな要因として契約違反による膨大な罰金の支払いを回避するためと言われていますが、あの時期に契約を破棄すれば裁判沙汰にもなりかねない事は容易に想像できたと思う。カワサキの2台が減るとMotoGPレースの開催も危ぶまれるのでドルナも黙ってはいないだろうし、日本と違ってモータースポーツが盛んなヨーロッパにおいてWGPが開催されないとなれば大事です。

休止の理由を経済的な問題としていますが、成績が良くないのもその理由ではないか。レースで勝てないので逃げたのではないかとの憶測もレースファンの間にはある。ロッシもそのような発言をしている。私はそうは思わないが、この騒動でカワサキに対するイメージが悪くなる方向に動いたように思います。特にヨーロッパで。もう少し話を上手く持っていけば、今回と同じ結果になたとしても逆にカワサキに対する評価がアップしたかも。参戦する上で経済的に苦しいので何とかならないかと。

で、来シーズン以降はどうなるのか。今後も様々な話題を提供してくれそうです。

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