鈴鹿8耐 カワサキ初優勝

カワサキにとって初優勝となった、1993年の鈴鹿8時間耐久レースの動画がYouTubeに登録されています。1位に輝いたのは伊藤ハムレーシングカワサキで、マシンはゼッケン1を付けたZXR-7でした。ライダーはスコット・ラッセルとアーロン・スライト。チーム監督はローソンやレイニーといったGPライダーを育てたとされる名チューナーのロブ・マジーです。

この年のラッセルとスライトはマジーカワサキチームからスーパーバイクに参戦していました。ラッセルは、乗りなれたカワサキ4ストロークで初日から好タイムが出たことで、決勝では安定したラップタイムを刻み、アクシデントが無ければ表彰台には登れると思っていた。

レースは、優勝候補とされたホンダのローソン/辻本組やドゥーハン/ビーティー組が脱落する中で、ラッセル/スライト組は順調に周回を重ねた。ピット作業も給油と前後のタイヤ交換を15秒台で終わらせる素早さだった。もう一台のZXR-7、チームまんだいカワサキの塚本/北川組は5位に終わった。

結果
1 S・ラッセル/A・スライト 207周 伊藤ハムレーシングカワサキ ZXR-7
2 E・ローソン/辻本聡 207周 am/pmカネモトホンダ RVF750
3 青木拓磨/M・スミス 206周 カップヌードルホンダ RVF750

ちなみに、この伊藤ハムカラーのZXR-7はイベントなどで展示しているのを見かけます。川崎重工が保存しているようです。

下の写真はオートバイ誌10月号に掲載されていた記事です。

カワサキの鈴鹿8耐初優勝

やりましたね Mr.Kawasaki
TT-F1最後の日本の夏、スズカ8耐、・・・
最後のレースで最初の栄光を手中におさめられました、・・・

しかし、これ以来カワサキ勢の優勝は無いです。

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