1983年10月号のモーターサイクリストに、この年の鈴鹿8時間耐久に参加したマシンの最高速を競う企画が掲載されていて、KR1000も紹介されていました。
記録は244.7km/h。ライダーは清原明彦選手です。但し書きとして、データは8月9日、鈴鹿サーキットの第1コーナー手前に電光管をセットして計測。従って最高速用のセッティングではなく、鈴鹿にあわせたセッティングでのデータです、と書いていました。
とは言うものの、このKRは決勝は走りませんでした。ゼッケン57番は清原/日下組のマシンで、予選は13位でした。ですが、カワサキフランスチームのゼッケン1番に乗るコードレイが予選の転倒で欠場となり、その代わりとして清原選手が急きょコルヌと組むことになったからです。
83年は1000ccマシンでの8耐最後の年です。カワサキ車の最高位はゼッケン2番、フランスチームのラフォン/イゴア組が2位でした。
あと、記事にはメカの解説も書いています。RACERSでも詳しく説明していましたが、前輪についている機械式のアンチノーズダイブシステムが眼を引きます。
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