「二輪の生産終了が止まらない?排出ガス規制・騒音規制の影響」という記事が日経トレンディネットに載っていた。内容はタイトルどおりです。カワサキも最近、4機種のファイナルエディションを発表しました。
この記事によると、排ガスと騒音をダブルで抑えるのは至難の業らしい。しかも日本の二輪車騒音規制は世界で最も厳しいとのことです。
例えば新型ZRX1200 DAEGなどが対象となる小型自動二輪の平成13年規制は、加速走行騒音73dB、定常走行騒音72dB、近接排気騒音94dBです。バイクの騒音規制が始まった1970年代の値と比べると、この音量はかなり静かになっています。
そして、2010年4月の改正で規制が更に厳しくなると書いてある。その内容で気になるのが、使用過程時でも加速走行騒音を規制値以下に抑えなければならないようになるという事です。その規制値は82dBですが、国土交通省の資料を見ると将来的には型式認証時と同等レベルまで強化したいようなことが書いてある。
例えば今だと、DAEGを買って車検の時に気をつけないといけないのは近接排気騒音94dBですが、改正後は加速走行騒音82dBも加わります。そして将来的には加速走行騒音が73dBになるかも、ということです。
この改正は実質的に社外マフラーを締め出すのが目的のように思える。社外マフラーでもうるさいのは違法改造マフラーで、現状のJMCA認定マフラーは十分な静かさだと思うが、それでもダメなのでしょうか。静かだと思うのは自分だけかな。できればマフラーをカスタムする楽しみを残して欲しいと思う。
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