二輪車の国内生産縮小

川崎重工、二輪の国内生産縮小という記事が読売新聞に掲載されていました。

川崎重工業は22日、中・大型二輪車の生産を2010年度以降、段階的に人件費が安いタイ工場に移管し、国内生産を縮小する方針を固めた。

今、国内外共に二輪業界は販売不振で、特にカワサキにとって主力製品の大型バイクは実用性に乏しい嗜好品なので売れないらしい。原因は景気が悪いから。しかも、国内は排ガス規制の影響で新型バイクは値上がりしている。その分、中古は人気と需要があるようだが。

川重はバイクなどを生産している汎用機カンパニーが09年3月期は赤字に転落し、10年3月期はそれがさらに拡大する見通しだと書いてある。MotoGPレースなんてやってる場合でないのかも。なので、明石工場は生産規模を縮小し、代わりに海外で生産する。既にNinja250Rはタイで作っている。しかし、人件費の安い場所を求めて移転するこんなやり方で本当に良いのか疑問です。そのうちにタイの人件費も値上がりすると思う。

明石工場では車体やエンジンを組み立てる派遣の仕事がある。こちらの派遣会社の求人、車体組立が時給1,250円、エンジンの組立が時給1,100円となっている。今後はこれらの求人も少なくなって、メイドインジャパンのカワサキも無くなる方向に進む。

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